みなさん。「通告」って知っていますか。正しくは、「質問通告」と言います。
通告とは、仮に、参議院や衆議院の会議の場で、国会議員が政府に対して、突然、質問したら、政府は、十分調査したり吟味したりすることができず、正しくない回答をしてしまう可能性がありますよね。
みなさんが、誰かに正確な答えを言わなければならない立場になった時、やはり、前もって質問を教えておいてもらう方が、思いつきで無く正確な回答をすることができますよね。
国会も同じなのです。この、国会議員が、政府に前もって質問を教えておくことを、「通告」と言います。
「通告」には、期限があります。具体的には、会議の〇日前までには、通告をしてください、というものです。
ところが、その期限を守って通告してしまうと、政府がよく調べて、良い答弁をする可能性が高いので、わざと、期限を守らない国会議員がいるそうです。
期限を守らない、且つ、時間の無い中で答弁書をつくらないといけない官僚さん達は、このおかげで深夜まで、及び、早朝からこの作業をするとのことでした。
私は、このような国会議員はあり得ないと思います。
理由は2つある。
1つは、自分を有利にするため通告を遅らせている点である。つまりこれは、自分が無能である証である。政府に議論で負けそうなので、このようなことをするのであるから。
もう1つは、官僚さん達のことを考えていないのである。自分が有利になるためには、人の健康を考えていない点である。このような議員は、自己中心的と表現するほかない。
有能な国会議員ならば、自分の主張が真理なのかどうかをきちんと調べ上げ、相手方にも十分時間与え良質な答弁をもらい、その上で、議論を戦わすはずである。 このような国会議員は、一刻も早く、退場いただきたい